これから羊毛フェルトをはじめたい方へ必要な材料や道具、ちょっとしたコツをお話しします

更新日 : 2023年4月24日
こんにちは!
羊毛フェルトでハンドメイドを楽しみたい初心者さんに向けて、
必要な道具についてお話しします。
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やこ <おひさまフェルト>
ゆっくり時間をかけて形になる羊毛フェルトに出会い、2016年から活動開始。
かたちと質感にこだわった手のひらサイズマスコットを制作しています。
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羊毛フェルトの制作に必要な道具

羊毛
羊毛にはメリノ、ロムニー、コリデールなど、多くの種類があります。
羊毛を取り扱っている専門店や手芸店、Amazonや楽天などのネットショップで購入することができます。また、100円ショップでも羊毛を販売しているところがあります。
おすすめは、まず初心者の方には手芸用品メーカーの羊毛をお勧めします。
<理由>
手軽に入手できる、種類が豊富で、ネットショップでも販売されている。
※100円ショップで販売されている羊毛は、毛が硬いためあまりおすすめできません(あくまでも私の感想です)。
ハマナカのウールキャンディは、少量でもたくさんの色が揃っている羊毛セットです。このセットは10gで12色を揃えています。
裏には色番号も書かれており、必要に応じて50gのパッケージも販売されているため、無駄なく使うことができます。色番号で検索すると、その羊毛のパッケージもわかります(フェルト羊毛、ナチュラルブレンドなど)。

ニードル
羊毛フェルトで使う道具としてニードル(羊毛フェルト専用針)が必要です。
お裁縫の針とは異なり、フェルト針は針先にギザギザとした返しが入っています。これを羊毛に何度も刺していくことで、羊毛がフェルト化していきます。
クロバーでは、レギュラー針、スピード針、仕上げ針、太針という種類があります。
それぞれの針は用途に合わせて選ぶことができますが、まずはレギュラー針をおすすめします。
作品の仕上げにきれいな表面を作りたい場合は、仕上げ針を使い分けるとよいでしょう。
仕上げ針は細かいギザギザが入っているため、時間がかかります。一方で、スピード針はギザギザが深く入っていて、短時間で形になります。
太針は布などに羊毛フェルト刺繍する時に。
どれも1セット5本入りです。
ニードルをそのまま持って使う事もできますが、ニードルホルダーを使うと持ちやすく疲れにくいのでおすすめします。1本用、3本用、5本用とあります。
私は3本用のホルダーに1本だけ入れて使っています。長さがあって持ちやすいので愛用しています。
スポンジマット
スポンジマットはニードルで刺していくため必要です。
ウレタンスポンジの硬さがあるものを使うと、安定して作ることができます。
または、布をブラシに敷いてスポンジの代わりに使うこともできます。ブラシタイプは羊毛刺繍に適しています。
私のおすすめはクローバーのフェルティングマットです。弾力があり、へたりにくいです。ただ、消耗品なので定期的に買い替える必要があります。
はじめはフェルトボールから作ってみる
羊毛フェルトまずは何から作ったらいい?
羊毛フェルトで作品作りをしたいと思って、ダイソーのキットでマスコットを作ってみました。
キットの袋には「制作時間は約3時間です」と書かれていましたが、私は実際には1日あたり2時間を6日間かけてやっと完成させました。
そこから上手になりたいと思い、基礎から練習するために、ひたすらフェルトボールを作りました。

羊毛をひとつまみ取ります

端から丸めていき、両脇からも巻き込んで丸めていきます

丸くなるように刺していきます
丸くなるように何度も練習しました。
丸の中心に向かって針を何度も刺していきます。
途中で手のひらでコロコロと丸めてみたり、指先で硬さをみたりしながら何個も作りました。
フェルトボールを作ったら、糸でつないで飾ったり、金具をつけてストラップにしたりすると可愛いアイテムになります。インターネットで「フェルトボール」と検索すると、素敵なアレンジ例がたくさん見つかりますよ。ぜひ試してみてください!
指を刺さないようにするコツ
羊毛フェルトって針を使うし、指に刺さって痛いから…という声を聞きます。
確かに、私も始めた頃は指に刺したりしたこともありました。
その指に刺さると痛いし、また刺さったら怖いので、指サックを使っていました。
以前私が使っていた皮製のクラフトグローブは、現在廃盤のようです。代わりに、ハマナカからはニードル専用の指サックが販売されています。
指サックは現在使っていません。私の経験から、指を刺さないようにするコツをお話しします。

写真の通り、こんなに指の近くでチクチクしていてもうっかり指を刺すことがありません。
よそ見していても平気です。
コツはこの写真の通りなんです。あっさりした答えですみません。
私の場合、常に羊毛をおさえる手は針に対して爪を見せるようにしています。
指の腹を見せないようにしてチクチクしています。ただそれだけなんです。
指の腹を見せてしまうやり方と言えば、つまんだ状態や手にもってチクチクするとかでしょうか。
そうするとうっかり指を刺してしまうことがあると思います。
あとは針を刺す方向。まっすぐ刺してまっすぐ抜くことも大事なので、慣れるまではゆっくりやるといいと思います。

また指を近くに持っていかないことも刺さないコツでもあるので、
小さいものを作る時などはこんな道具もお勧めです。
まとめ
ご紹介した道具は手芸店やネットで売っています。100円ショップなどでも必要な道具が売っていますが、手芸メーカーで取り扱っているものをおすすめします。
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